戸建てのエアコン取付工事の基本的な流れをご紹介します。

1.石膏ボードなどの中空壁で下地がない場合はボードアンカーやトグラ―を使います。(右側はペケ)

2.据付板を水平機を使って取付けます。下地が無ければボードアンカー類を最低でも5ヶ所使用します。

3.穴あけの前に筋交い等がないか1mm位の細いドライバーで穴を空けて調べます。(壁裏センサーなど併用)

4.コアドリルを使って穴をあけます。穴あけ工賃は別途となります。(2200円)

5.穴を開けたら必ずスリーブを入れシール(コーキング)します。(スリーブは穴あけ工賃に含まれます)

6.配管が固くて曲げづらい時には、潰れないように座屈防止材を使います。

7.接続電線は説明書に記載の仕様1.6mm(15A以下)か2.0mm(20A以下)を使用します。

8.配管接続面(フレア)はガス漏れを防ぐ為に、切り口のバリを取り、鏡面にきれいに仕上げます。(ガス漏れの可能性を低くします。)

9.ナットはトルクレンチを使い、適正トルクで締めます。

10.配管のつなぎ目の断熱は隙間のないようにします。

11.屋外の化粧テープは下から巻いていきます。上から巻くと雨が染み込んで劣化を早める(カビ発生とカビ臭が尋常でない)のでお勧めしません。

12.ナットの締め付けはトルクレンチを必ず使います。トルク不足はガス漏れ、締めすぎはナット割れの原因です。

13.真空引きは電動真空ポンプと真空計を使用します。

14.バルブの袋ナットもバルブからのガス漏れを考慮して増し締めをします。

15.パテが簡単にはがれないように少しコーキングをします。※パテは多めに使用します。

16.アース端子がある場合白い電線でアースをとります。(無料)

17.室外機が地面にある場合は要望によりアース棒を埋設します。(別途料金)

18.必要な場合は水漏れが無いか調べる為に水差しで排水チェックを行います。

19.リモコンで試運転をして完了です。